<CHERRY RED GRUNGE(チェリーレッドグランジ)>
1998年、長崎、福岡で活動するアマチュアロックバンド「Joy Jack Streets] のギタリスト 塚原ぼくぜん(ツカ)が「恋愛、青春時代、風、空」をテーマに作詞・作曲をし、作品を手がける。2000年2月、まつのことえ(コニイ)が正式ボーカルとなり、ユニットとして活動を始める。ライブ活動と並行して楽曲レコーディングを行う。ギター以外の楽器の録音は、ツカが演奏もしくは打ち込みで行う。

2001年8月末自主制作CDを完成。長崎県内を中心に精力的にライブ活動を行う。今後、長崎県内での活動の他に福岡での活動も視野に入れ、動き出す準備をしていると共に、2枚目の自主制作CD製作に向けて、楽曲の製作にも日々取り組んでいる。

「ちぇりぐら」の曲は捉えどころのない「ちょっとせつなくなるような世界観」をきれいなメロディに乗せて描きながらも、答えはいつだって「風」に吹かれています。あの頃(高校・大学時代)は自分自身何がしたいのか、何をしていいのか今よりももっと分からなかった。

ぼくらがしていたことといえば、すりきれたジーンズなんかはいたりして、授業をさぼって喫茶店で煙草を吸いながらくだらない話をしたりだとか、かわいい女の子と映画を観に行ったりなんかすることを無闇に空想したりしていた。どうしようもない瞬間の積み重ねは何にも産み出さないということが今となってはよく分かる。

大学も卒業し、十数年が経ち、くだらない時間を贅沢に使うことが出来なくなってしまった今では、そんな瞬間が何故だかとても大切に思えるような時がある。自分にとって「ちぇりぐり」とはそういう意味のグループであるし、今、私が作る詩・曲を世代が違うボーカルに「こにぃ」の感性とフィルターを通してどのように変化、色づけされ表現されていくかすごく楽しみであり、これからもきっとそうだろうと思います。
・・・・・(文責 塚原ボクゼン)

・・・・「長崎県ライトミュージックフェスティバル」出演団体プロフィールから転載