Huis ten Bosch
2002.02.13 photo by Iwanaga


2003.02.27
【 トップの責任 】
ハウステンボスが会社更生法を申請した。
経営が同じだったハウステンボスとオランダ村、バイオパークは、小太郎が小さい時からよく行った。しかし、ハウステンボスもオランダ村も、オープン当初から「大丈夫?」という懸念と、先行きは長くないな、という感じを持っていた。素人目に見ても経営が上手くいかないことは予想されていたようにも思う。

ディズニーランドが継続して経営できているのは、リピーターの客が多いこと。施設の良さもさることながら、「もう一度行きたい」と思わせてくれる最大の要因は「人」にある。お店やショーをする人、掃除係りの人まで、全ての従業員がやさしく、笑顔で接してくれて、とても気持ちがいい。

ハウステンボスとオランダ村には、この一番大切な「人」の部分が全く欠けていた。「仏作って魂入れず」という感じ。いつ行っても従業員に笑顔はなく、やさしさも感じられなかった。

この「人材教育」が出来なかったということは、「人材教育」を大切と思わなかった経営者の質にあるわけで、再建を何度やろうと、経営者が何人代わろうと業績がよくなることはないだろう。全ては経営の基本に目をやることの出来ないトップの経営者の責任である。