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先日、ベスト電器がネット上でソニーの液晶テレビ価格を153,000円とすべきところを15,300円と表示し、翌朝訂正するまでに注文が4万台を超えたという事件がありました。中には1件で1000台の注文もあったといいます。・・・・業者の人も注文したのでしょうねぇ。(^_^;)
ベスト電器側は、「注文承諾の通知を出しておらず、購入申し込みは受けられない」としていましたが、抗議が殺到したため“迷惑料1000円”を全員に支払うことにしたようです。
少し前にも、同じような事件がありましたね。丸紅ダイレクトが、PCの価格198,000円を19,800円と誤表記して注文が殺到しました。丸紅ダイレクトは責任をとって、1500台の注文に対して誤表記の19,800円で販売しました。単純計算でも2億円以上の損害です。そしてこの事件がきっかけとなって、丸紅ダイレクトは閉鎖してしまいました。
上記の二社とも事後対策としては感心できません。どちらも悪しき前例となってしまいます。トラブルが発生したときは初動対応の早さが肝心です。どちらも、対応が遅く抗議が殺到してからの動きで、今回のベスト電器も一週間以上もかけてようやくの決断となってしまいました。それも郵便振込み1000円という形は、気持ちを逆なでするようなやり方にも感じます。
責任をとって誤表記の価格で販売したり、注文承諾の通知を出してないから、購入申し込みは受けられないという態度ではなく、先ず直ぐにやらなければならないことは「一人一人に誠実に謝る」という行為でしょう。誰でもミスはあるものです。直ぐに謝罪の言葉があれば、常識ある人は分かってくれると思うのですが・・・。
No.169
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