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2004年12月、合気道の仲間のM君(当時19才)が単身アメリカへ旅立ちました。「アメリカで映画の仕事をしたい」という学生時代からの夢を実現させる為に、高校を卒業してバイトをしながらアメリカ行きの旅費を蓄え、英語の勉強をしていたそうです。
「映画の仕事」とは何だろう。ハリウッドでの映画製作?ハリウッド映画俳優?それとも・・・目標は何だったのかよくは分かりませんが、夢に向かって一直線の思いと行動は立派なものだと思いました。
今、彼はどんな生活してるのかなぁと心配していたのですが、最近はmixiという日記・ブログに近況を更新しているので時々覘いています。
学校はSan Francisco State University(映画学科)に在籍。映画のクラスでは今16mmでショートをつくってるとのこと。日本食レストランで皿洗いとウェイターのバイトして、空手の道場にも通っているとか・・・・毎日が充実しているみたい。グー(^^)b
そのブログのプロフィール欄に面白いこと書いてました。彼のお母さんもユニークな方のようです。彼には事後承諾ということで・・・以下に紹介します。
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自己紹介・・・ とは言っても自分で自分のことはよくわからないので母からもらった手紙よりボクのことについてつづった文を抜粋します。
「母より」(着平成十六年4月一日)
あれは雪の降る寒い夜でした。 いつものように朝食を済ませお父さんは山へきのこを採りに出かけました。そして私は川へ洗濯をしに行く ..と見せかけて隠れさせておいた若い網笠売りの男を台所から連れ出し二人..(省略)
川に映る自分の顔をかき消すように洗濯物を洗っていると、川上から世にも奇妙な黒い桃が流れてくるではありませんか。
あまりにも不思議なその桃を興味本位に蹴り砕いてみると、なんとそこにはこの世のものとは思えないぐらい醜い赤ん坊が現れました。私は思わず見てみないフリをしてその場を立ち去ろうと一歩踏み出しました。
そのとき「かぁちゃん、行かないで」と泣き叫ぶその子の声が踏み出しかけたその足を引き戻しました。
そんな気まぐれで引き取ったあなたが立派に育ち、今アメリカで留学中、そんなあなたを心に描きこう思います。「金のかかるバカ息子め拾うんじゃなかったわ」
母
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No.379
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