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理想的な水溶性カルシウム
最高!乳酸カルシウムの世界・1
カルシウムの生理学を学びながら、その摂り方を考える
川田滋庸
    

 不足すると骨身を削る

ご承知のように、カルシウムは人体の無機質の中では非常に多い分量を占めています。99%は歯と骨にあり、残り1%が体の中で重要な働きをしています。血液中のカルシウム濃度は上がったりしないで、ほぼ一定量です。ホメオステ−シス(恒常性)が体の中で働いて、100ccの血液中に10ミリグラム前後(イオン化カルシウムとしてはおよそ4ミリグラム)あります。

これが減ってくれば、ホルモンの働きによって骨を溶かしてでも、血液中のカルシウムを必ず一定にします。
イオン化しているカルシウムはおよそ4ミリグラムに一定しますが、これが2ミリグラム以下に下がると死んでしまいます。そこで必ず一定にするのが生体の特徴です。つまり、カルシウムが足らなくなると必ず骨を溶かして一定にするというものです。

そこで、食物でカルシウムが充分足りているということが非常に大事になるのですが、これが不足すると、血液中にカルシウムが溢れるというのは、どうしておこるかというと、骨からとるときに、ちょうどいい量をとればいいのですがどちらかというと余分に溶け出してしまうからです。
そうすると、どういう現象が起きるかと言いますと、ちようどお塩をたくさん入れると沈殿するのと同じように、溢れたカルシウムはどこかに付着していくという形になります。これがいろいろな成人病の原因、症状になってあらわれてくるのです。

これは 「カルシウム健康法」を書かれた近畿大学薬学部の久保道徳先生のお話ですが、日本人の動脈硬化は2種類あって、コレステロ−ルがたまる粥状動脈硬化と、溶け出したカルシウムが沈着する中石灰化というのがあります。これはカルシウム沈着型と言います。

 ねずみの骨が三割溶ける

日本人の動脈硬化はこのカルシウム沈着型が多いのです。カルシウムが沈着して、血管の壁に付着したところにコレステロ-ルがくっついて、だんだん血管を狭くします。
開けて見ると、コレステロ-ルがいっぱいついているから、脂肪のとりすぎということになりますが、一番の原因はカルシウム沈着型だということです。昔の動脈硬化は、ほとんどこれだったようです。

今でこそコレステロ−ルの摂りすぎから、動脈硬化になる人もふえましたが、ほとんどカルシウム沈着型が動脈硬化の始まりらしいといわれます。 脂肪第一原因説も、今は大分変わってきているようです。それが動物実験において非常にはっきり出てきました。
ネズミを全くカルシウムなしのエサで飼育する群と、私どものカルシウムを加えた群とを分けて飼育してみました。すると、血液中のカルシウム濃度はどのネズミもほとんど誤差がありません。見事に一定しています。これは前にのべたように、生体の仕組みが血液中のカルシウムを一定するようになつているからです。

ところが、血液をくわしく調べると、カルシウムなしで飼育したネズミの群はアルカリホスフォタ-ゼ(ALP )の数値がすごく上がっています。食物から全くカルシウムを補給しない群では1ヶ月間飼育していくと、骨からどんどんとりだしますから、骨量が三割も減って、完全な「骨粗しょう症」の状態になります。
骨粗しょう症というのは骨が溶け出してスカスカになる状態をいいます。一方、私共のカルシウムを与えたネズミは、レントゲンでも解剖後分析でも、骨量の変化は全くありません。

また、カルシウムなしのエサで飼育したネズミはひどい便秘になっていました。このことは、レントゲン写真のネガを判定してやっとわかったことですが、肝臓も腎臓も腸もカルシウムが付着しているのが黒く写っていました。骨は白いのですが、ネガは白黒反転しますから、骨が黒く写っているわけです。
肝臓、腎臓のほか腸の周りが黒くなっていました。つまり、毛細血管に溢れたカルシウムが付着して、血行が悪くなって、腸がうごかなくなって便秘したのではないかと思われます。
そして動脈硬化の症状がはっきり出ていました。それから、心臓から出る冠状大動脈がくっきりと写っている状態なので、明らかにカルシウム沈着型の動脈硬化がおこっている症状でした。

 宇宙飛行士と相撲とりは逆

というように、歯と骨だけではなくて、からだの基本的な動きに携わっていますから、毎日カルシウムを食事から補って、骨からあまり取り出さないようにすることが大事になってきます。
骨は毎日少しずつ造られ、少しずつ崩されていくもので、一年近くで全部の骨が入れ替わるものです。破骨細胞という細胞が、骨をつぶして、骨芽細胞という細胞が、骨をつぶして、骨芽細胞というもので骨を作っていきます。

もちろん、骨がてきていくにはカルシウムだけではなく、十分なたんぱく質とリンが必要ですから、それらも複合的にとる必要があります。 もう一つは、ある程度の運動、体に負荷をかけてやることも大事です。体重がかかっていない状態ですと、骨というものは、その強さが要らないということでだんだん細くなっていきます。

今、寝たきり老人が社会問題になっていますが、病院に入るそうした人で一番多いのが脳卒中で、2番目が骨折、特に大腿骨折のお年寄りは、骨がくっつかずに、死ぬまで寝たきりになります。
年をとると、食べ物がたくさん食べられないし、消化吸収能力が減っていますので、食べ物からは十分なカルシウムがとれませんし、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが、日光に当たる機会が少ないので作られません。
それでお年よりに骨折が多く、なかなか治らないということになります。さらに、寝たきりで体重がかからないので、骨がそれだけ強くならないで、細くなっていきます。
これのいい例が、宇宙飛行士です。2週間ぐらい無重力の宇宙船に乗って帰ってくると、重みがかからないので、骨量が15%から20%減るのです。反対にお相撲さんの骨がだんだん太くなるのは、自分の体重を支えるために、それだけの骨が必要であることを体が反応し、骨を強くし、大きくするのです。

そういう意味で、骨粗しょう症のお年よりの、特に女性が足を骨折してベットに横たわると、ほとんどそのベットから出られなくなります。ですから、骨がもろくなるだけではなくて、そういう症状も起きるし、そうなっているときには血液中にいっぱい溢れた決果、いろいろな臓器にカルシウムが付着している可能性が非常に高いということです。

それから、これも久保先生の本に書いてありますが、心臓が動くのも、手足が動くのも、目の水晶体が毛様筋が引っ張って焦点をあわせるのも、筋肉が収縮したり弛緩したりしているからです。この筋肉の収縮弛緩という働きは、すべてカルシウムイオンの働きによって行われています。

 高血圧とカルシウム

例えば一つの細胞膜があるとします。細胞外の濃度が一つとしますと、細胞外のカルシウムイオン濃度は1万倍です。どうしてこんなに差があるかというと、細胞にカルシウムチャンネルという通路があって、それが開くことによって1万倍の濃さが、ダムの堰をきったように、ドッと細胞の中に入ってきます。大体100ぐらいになるとチャンネルをふさぎます。そうすると細胞がギュ−ッと収縮します。

血管も細胞の集まりですから、これも収縮します。そうすると、血液の流れが少なくなり、細胞は呼吸できなくなってしまい、心臓なら心筋梗塞、脳ならば脳梗塞をおこすことになります。血管の拡張剤として、血圧降下作用、脳圧降作用をもち、高血圧の人などがのむ薬にカルシウム拮抗剤があります。

それは細胞のカルシウムチャンネルをふさいでしまって、カルシウムの出入りを抑えるものです。そうすると血管が収縮しないで、血管を広げることができます。それはしかし、脳の部分、あるいは冠状動脈だけで作用すればいいのですが、全身に働きますから、長期の服用はいけないとされています。そうすると、特に高血圧の人がカルシウムをとったらいけないのではないか、と誤解されるのですが、カルシウム拮抗剤というものは、あくまでも対症療法的に血管を縮めない、縮まって血液がいかなくなるのを、無理やり広げていくもので、もともとはこうなる状態は、カルシウムが不足して骨からあふれるから、付着して動脈等を悪くするのではある、ということを認識していただきたいのです。

カルシウムと高血圧の問題について阪大の第四内科・萩原俊男先生が行った研究では、カルシウムだけを与えて血圧降下剤と同じ程度の効果が得られたと内科学会て発表されました。この辺は学者によって諸説があります。ナトリウムのとりすぎは高血圧の原因とか、カルシウムが多い地域には高血圧が少ない、というのは衛生学的にはわかっています。

ところが、果たしてカルシウムて高血圧が治るかというと、医学の中でもまだ難しいようですが、阪大の八人の本態性高血圧の患者に血圧降下剤をやめて1日2グラムずつ八週間与えた結果があります。八人の平均血圧174−88が150−73になったという報告です。

しかし、一般人がカルシウムを降圧剤のかわりにのむという使い方は行きすぎと思われます。行きすぎという理由は、骨から溶け出す状態を抑えていくため、平素カルシウムを十分にとるのが予防なのであって、高血圧になったものをカルシウムで治すというのは、カルシウム本来の姿ではないと思うからです。
それには食べ物からカルシウムをとることです。ところが、国民栄養調査では食物からでは足りていないのです。

最高!乳酸カルシウムの世界・2

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スカイカルシウムは世界最大の乳酸メーカー、オランダのピュラック社が開発し、野菜(オランダ砂糖大根)を原料に天然発酵法という昔ながらの製法で作られました。
100%ピュアなL型発酵乳酸カルシウムです。
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骨粉カルシウムの3800倍、貝殻粉カルシウムの6800倍の水溶性を誇ります。

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スカイカルシウムは、私たちの食するもの全ての安全性を調査する世界的機関、FAO(国連食糧農業機関)、WHO(世界保健機関)において「人に関して、許容可能な日常の摂取量に対する制限の必要なしと最高の安全評価を得ています。
また、学校給食や病院給食などにも広く利用されています。



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